蓮見氏の座右の銘は敬天愛人

蓮見氏は32歳のA型で、東京生まれの東京育ちです。現在も東京都内で生活しており、大学を卒業した後にIT企業へ就職しました。職種としては営業職の仕事に就いていて、昨年の秋に結婚したばかりです。妻とは学生のころにゼミで知り合った仲で、来年には子どもが生まれる予定となっています。子どもが生まれたらあたたかな家庭を築きていきたいと密かに願いつつ、日々仕事に勤しんでいます。
蓮見氏の趣味はサイクリングと読書で、休日はピカピカに磨いた愛車に跨り本屋を巡ります。よく読む本のジャンルは歴史書とビジネス書です。最近は仕事にてノルマに追われがちで、煮詰まっていたところ、偶然立ち寄った本屋で西郷隆盛に関する本を読みました。そこで蓮見氏は敬天愛人という言葉に出会います。
敬天愛人とは天を敬い人を愛するという意味であり、西郷隆盛はこの言葉を自身の指針としていました。天は空を指すものではなく、森羅万象のことや、神の存在について示すものです。西郷は安政の大獄により逃れてきた僧とともに海へ身を投げますが、自分だけ生き残ってしまったことから天命を悟り、人々に対して慈愛の心を持つようになります。さらに西郷は私欲を捨てて、自らを厳しく律するようになり、生涯をかけて自己修養に努めました。この指針を胸に人生を生き抜いたことにより、西郷は薩摩藩内外のたくさんの藩士から尊敬され、のちに旧庄内藩士の手によって教訓が本の形でまとめられました。
蓮見氏は西郷の人生観と敬天愛人の言葉に感銘を受け、自分の座右の銘として掲げることにしました。仕事に対する意識も変わり、会社は一個人のために存在するのではなく、広く世のために存在するのだと考えるようになりました。さらに基本に立ち返って、自分が天から与えられた役割とは何か見つめ直し、顧客一人ひとりへ平等に、かつ丁寧に接するように心を入れ替えました。
自己修養のためにスキルを磨くことも忘れず、より幅広いジャンルの本を読むようになったほか、ニュースによく耳を傾け、セミナーなどにも積極的に参加するようになりました。すると徐々に営業成績が向上し、大きな仕事も任せられるようになったのです。蓮見氏は今、世の中に存在する全ての物事と自分の存在は不可分なのだと改めて感じています。生まれてくる子どもにもいつか敬天愛人の言葉について伝えて、人に対して分け隔てなく接してくれるような子に育つと嬉しいなと思っています。
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